ウォレットアプリとは、お手持ちのスマートフォンにアプリをダウンロードして仮想通貨を保管するタイプのウォレットのことを示し、利便性とセキュリティを併せ持つウォレットと言われています。
昨今さまざまなウォレットアプリがありますが、今回ご紹介するTokenPocket(トークンポケット)は、8000種類以上のトークンや複数のDApps(分散型アプリケーション)に対応していることが特徴です。
本記事では、TokenPocket(トークンポケット)の特徴や使い方をわかりやすく解説していきます。
TokenPocket(トークンポケット)が選ばれる3つの特徴とは?
TokenPocket(トークンポケット)は、2018年3月4日にリリースされた、iPhoneで仮想通貨を安全に管理できるウォレットアプリです。現在iOS版のみ対応しています。
ERC20対応でDAppsも遊べる
TokenPocketの大きな特徴としては、ERC20に対応していることが挙げられます。また、Webブラウザが搭載されているため、クリプトキティーズやくりぷ豚などのDAppsゲームやForkDeltaなどのDEX(分散型取引所)に対応しています。
8,000以上もの通貨に対応!
イーサリアムのプラットフォーム上で利用できるトークン規格「ERC20」に対応しているため、8,000種類以上のトークンを管理することができます。
オフラインでも使用可能
ウォレット作成やインポート作業自体はオフライン状態で行うことができます。
ただし、後述するインポート作業に関しては、その後gethを使用する際にETHに接続する必要があるため、一部オンライン状態での作業も発生します。
TokenPocket(トークンポケット)のダウンロードはこちら
TokenPocket(トークンポケット)をダウンロードしたら、まずすることは?
続いて、TokenPocket(トークンポケット)の利用方法を解説していきます。
ダウンロードがまだの方は、下記のリンクから、アプリをインストールしておきましょう。
TokenPocket(トークンポケット)のダウンロードはこちら
インポートして使う
まずは、インポート機能を解説します。
インポート機能とは、既に作っているウォレットをTokenPocketで表示する機能を指します。
アプリが立ち上がりましたら、「ウォレットをインポート」をタップします。
上画面では、例えばMEWやMetaMaskなどインポートしたいウォレットのプライベートキーまたはキーストアをコピーし、貼り付けます。
そして、パスワード欄には、インポートしたいウォレット側で設定したパスワードを入力します。TokenPocketで設定したパスワードではありません。
入力が終われば、利用規約に同意し、「ウォレットをインポート」をタップすると設定完了です。
「ウォレット作成」が既に完了している場合、画面下の歯車のマークをタップします。遷移した画面にて「ウォレットをインポート」をタップすると、同様にインポート設定が可能です。
ウォレットを作成
次にTokenPocketのウォレット作成の方法を解説します。
アプリを開いたら「ウォレットを作成」をタップします。
次にウォレットのパスワードを設定します。
パスワードは予想されにくいもので20文字以上を推奨します。最低でも10桁以上で英数字や記号などをランダムに利用し、他者にわからないものにしておきましょう。他で使用しているパスワードの使い回しも絶対にNGです。
ご自身でのパスワード管理は徹底し、くれぐれも忘れたりしないように気をつけましょう。
最後に、利用規約を読んで問題がなければ同意にチェックし、「ウォレットを作成」をタップすると作成完了です。
バックアップを取る
ウォレットを作成した後、次に行うことはバックアップを取ることです。
TokenPocketはクライアントアプリなので、運営元のサーバーには利用者の秘密鍵やキーストアファイル等を一切保存しない仕組みになっています。その代わりにご自身でしっかり管理しておかないと資産を失ってしまう恐れがあります。
そのため、安全上の理由でウォレットのバックアップ設定を完了しないとアドレスが表示されず入金が行えないようになっています。
上記写真の赤枠をタップすると、「ウォレットを編集」の画面に遷移します。
上記画面では、ウォレット名を変更したり、新しいパスワードを設定することができます。
今回は何も入力せず、下部の「キーストアをバックアップ」をタップします。
上の「キーストアをバックアップ」画面で、最初のウォレット作成時に設定したパスワードを入力し、「バックアップ」をタップします。
上画面は最も大切な画面です。次の画面に進む前によく読みましょう。
キーストア&パスワードを必ずバックアップする必要があります。複数のUSBなどに黒で覆われたテキスト(キーストアファイル)をコピーし保存しておきましょう。必ず、ご自身にしかわからない場所にオフラインで保管してください。
キーストアやパスワードを紛失してしまえば、二度と保有する資産を取り戻すことができなくなります。運営元も復元することができません。
注意書きの確認ができて「バックアップ」をタップすると、保存先を選択する下の画面に遷移します。
ここでは、一旦「メモに追加」を選択しておきましょう。コピーされたテキストが貼り付けられます。その後、メモから個別の複数のUSBなどに移し、オフラインで管理されることを推奨します。
もちろん、メールやSMSでの送信、クラウド上での保存も危険です。必ず、ネットに繋がれていない状態で厳重に管理しましょう。
これでバックアップ設定は完了です。
バックアップが終わると、TokenPocketに送金をすることができるようになります。
ここから入出金に関して簡単に解説します。
上画面の「受け取る」をタップすると、TokenPocketへ送金することができます。
ご自身のアドレスやQRコードが表示されます。最初は少額の送金で、きちんと反映されるかどうかを確認してみましょう。
次に、TokenPocketから出金する場合です。
まずTokenPocketから送金したい通貨をタップします。
上画面に遷移したら、送金先アドレスと金額を入力します。
GASリミットは送金したいトークンによって必要な値は変わってきます。トークンを選択すると自動的に値が設定されるので、基本的に変更する必要はありません。
GASプライス(gwei)もGASリミット同様、自動的に送金する際の値が設定されます。
しかし、送金スピードを上げたい場合は、「速い」方にスライドすることによって、着金までの待ち時間を短くすることができます。その分、手数料は多くかかってしまいます。
ただし、「遅い」方にスライドさせることはオススメしません。手数料は安くなりますが、その分送金が遅くなり、最悪いつまで経っても届かない可能性があります。
設定が終わりましたら、「確認画面に進む」をタップし、次の確認画面にてTokenPocketで設定したパスワードを入力します。
「確認」をタップすると送金(出金)完了です。
TokenPocketで、スマホからDAppsをプレイしてみては?
今後もTokenPocketでは、色々なDAppsが追加されていくことが予定されています。
ウォレット機能だけではなく、シームレスにDAppsに接続できる点は非常に魅力的。
また日本語表記のため、英語に抵抗のあったDApps初心者も安心して遊ぶことができます。ぜひこの機会にTokenPocketを使ってさまざまなDAppsで遊んでみてはいかがでしょうか。